餅は餅屋、50代からの服選びはミセス向けブランドもチェックしてみよう!

おしゃれ

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

若い時分は何を着てもそれなりに着こなせるし、多少のサイズの不適合も「こんなものか」と許容できる体力がありました。

けれどミドルエイジ以降は、素材やデザインがしっくりこないと、着ていて疲れるし、何より自分が「良く」見えていないことに落胆します。

人はいくつになっても若々しくいたいと思います。

かといって若い人向けの商品はやはり若い人向けで、型紙の土台となるボディが違います。

肌の弾力や光沢も変化しますから、顔映りの良い色や素材への配慮も必要になります。

今回は、私が実際に購入したチュニックを例にあげて、ミドルエイジ~シルバー向けの商品について考えてみたいと思います。

体型の変化を考慮したサイズ展開と表示

私が購入したチュニックは【ハルメク通販】が50代以降の女性にむけて企画した商品で、シーズンごとに、サイズはもとより素材にまでこだわった商品が展開されています。

雑誌【ハルメク】は50代以降の女性をターゲットとした女性総合誌で、この雑誌不況にもかかわらず、年々購読者を増やしており、通販部門でも幅広い商品を扱い業績を伸ばしています。

ファッション部門では、50代以降の女性の体型分析を行い、そのデータをもとに、歳とともに変化したボディを美しくカバーする商品が企画されています。

各パーツの適切なゆとり量や、Tシャツの胸下にダーツが入れるなどの工夫が随所に見られます。

サイズ表記も、バスト、着丈、裄丈に加えて「裾まわり」の項目があります。

この表示があると、その商品が腰にかかった時、どのくらいのゆとりがあるか判断できるので非常に助かります。

私が購入したチュニックは、裾まわりが112㎝となっていました。

そこでメジャーを腰に回して112㎝がどんな具合か、購入前に確かめることができました。

おかげで、腰回りのゆとりは想像通りでした。

セリジエ×テンセル™チュニック

残念ながら多くのオンラインショップでは裾まわりの表示がされていません。

無印良品にはありますが、ユニクロやGUにはありません。私の知る範囲ではユナイテッドアローズ、ミラーオーウェン、エストネーションくらいでしょうか。もちろん他にもあると思いますが、その数はとても少ないです。

なぜ裾まわりの寸法が必要かというと、試着できない場合、身幅だけでは腰回りのフィット具合が分からないからです。

例えば、ユニクロの「エアリズムUVカットメッシュパーカ(レギュラー)」を例に挙げてみましょう。サイズ表には、身丈60㎝、肩幅38㎝、身幅49.5㎝とありました(Lサイズ)。

身幅は49.5㎝とほぼ50㎝近くですが、裾部分を測ってみたら46㎝でした。

ヒップまわりの周径で考えたら92㎝です。

ストレッチの効いたアイテムですが、それでもお腹からヒップにかけては結構タイトなシルエットになっています。

この商品をオーバーサイズで着ようと思ったら、かなりサイズアップする必要があるでしょう。

それに伴い身幅も大きくなりますから、肩から胸にかけてのラインが「ダボ付いた」感じになりがちです。

メンズアイテムや男女共通のアイテムを購入する際は(以前のブログにも書きましたが)この裾まわりの寸法不足が問題となってきます。

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男性用の肩幅が広くて「裾すぼまり」なシルエットは、女性用にデザインされたオーバーサイズのようには身体を美しく見せてくれません。そのように設計されていません。

十分注意する必要があります。

 肌触りのよい素材と 手入れのしやすさ

どの年代でも、着心地が悪い服を我慢してまで着たいとは思いません。

ミドルエイジ以降は特に「肌触りのよさ」を重視する傾向にあります。

綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維は、吸湿性や保温性など、私たちが快適に着用できる要件を備えた優れた素材です。

けれど、これら天然繊維は年々価格が高騰しているため、ポリエステルやナイロンといった合成繊維の使用率が高まってきました。

ここで見直されているのが再生繊維です。

再生繊維とは、再生可能な木材から抽出された植物性のセルロース繊維で、優しい肌触り、清涼感やドライ感、染色のしやすさなど、綿や絹の長所を備えており、サスティナブルな製法で生み出されています。

【ハルメク定番服】ではこのような繊維を「セリジェ×テンセル」呼んでいて、大変人気のある素材のようです。

TENCEL™およびテンセル™はLenzing AGのブランドで、Lenzingグループはオーストリアに本社を置く1938年設立の国際的な企業グループです。

確かにこの素材、着てみたら抜群の肌触りでした。

テンセル95%、ポリウレタ5%で、ストレッチ性にも優れています。適度な厚みと落ち感があって身体のラインを拾いすぎません。

テンセルに限らず、木綿でも麻でもウールでも、洗濯がしやすくアイロンが不要、毛玉になりにくいなど、家庭での「手入れのしやすさ」も重要なポイントになってきます。

いくら素敵な服でも管理が大変だとついつい着るのが億劫になります。

気兼ねなく袖を通すことができて、肌にやさしい着心地の服、日常生活では欠かせない要件でしょう。

顔映りのよい色柄と無理のない若々しさ

色の見え方、顔映りは、季節や髪の色、メイク、気分によっても感じ方が変わります。

年齢肌にどんな色が似合うかは一概には言えません。血色を出したいか、色白に見せたいかによって違いますし、パキッと華やかに装いたいか、ソフトでエレガントに装いたいかによっても違います。

いろいろな選択肢がありますが、大人に向けた商品は、色出しに深み(こだわり)があるので、鮮やかな色でも安っぽい感じになることが少ないように思います。

店頭で試着できる場合は「答えは鏡の中」にあります。どれもピンとこなかったら、妥協して購入するのはやめましょう。

通販の場合は、届いた商品が「想像していた色と違う」ケースも多いですが、意外と着てみたら似合うこともあり、本当に色は身につけてみないと分からないものです。

試着して「やはり似合わない」と思った場合は、迷わず返品しましょう。送料はかかりますが、似合わないと思う服を持っていても結局は着なくなります。

私は家用なので、楽しい気分になれそうな「ボーダー柄」にしましたが、他には無地が5色ありました。

商品の「色名」も、ナイトネイビー、ミスティーグリーン、パールグレー、ミスティライトコーラルなど、単に紺、緑、灰、ピンクというのと違って、ニュアンスのある表現がとられています。

私が購入した商品は「ミスティチャコール×オフホワイト」。ボーダーの白い部分がオフホワイトなので購入しました。髪がナチュラルなグレイなので、白すぎると合わないのです。

次にデザインですが、裾に向かって少し広がったゆったりとしたシルエットとなっています。

この商品はお客様からの「もっと体型が目立ちにくい服が欲しい!」という要望に応えて企画されたものだそうですが、私にとってはこのオーバーサイズ感がとても気に入りました。

バストからヒップにかけてはゆとりがありますが、肩まわりは自然になじみ、袖丈も長すぎません。首元をさり気なくカバーするデザインも秀逸です。

商品の解説には「ふんわりとした襟が気になる首を隠し、ほどよくゆったりとした形で体のラインをカバー。一枚でおしゃれが完成するすぐれものです。」と自信のほどを見せています。

このように、世代の体型を美しく見せるデザインへのこだわりは、さすがに若い人向けのブランドにはない配慮だと思います。

おわりに

餅は餅屋ということわざがありますが、ミドルエイジからシニア向けのブランドは、やはりその年代の美しさを引き出すことが専門の服作りをしています。

人は実年齢の7掛けで自分をイメージしていると言われますから、なかなか自分が実年齢だとは認めたくないものです。

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もちろん着たいものを着ればいいし、好きなものを好きでいていいのですが、こういった年齢を経た女性をサポートする服も、選択肢のひとつに入れてみても良いのではないでしょうか。

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