中国のファストファッション通販「SHEINシーイン」でクロシェ編みバッグを購入してみました

ファッション

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

みなさんはSHEIN(シーイン)というファッションブランド(通販)をご存じでしょうか。

なんとこのファッションブランド、アプリのダウンロード数(IOSプラットフォーム)で2021年5月17日、アマゾンを抜いて1位になったらしいのです。(アップアニー社の統計データによる)※1。

「そんなブランド知らない」と思われる方も多いでしょう。私も先月まで知りませんでした。

いつも拝読している【南充浩 オフィシャルブログ】の2022年2月17日の記事「欧米の低価格品が日本では通用しづらいと感じる理由」でSHEIN(シーイン)のことを知りました。

当方が教えている専門学生も SHEIN を買っている。彼・彼女らはSHEINというブランド名も認知しておらず、どこの国のブランドかも認知していない。買っている理由は「安くてかわいいから」である。

10代の専門学校生(ファッション系)が、どこの国の通販なのかよく知りもせず購入しているというのが驚きでした。韓国のブランドだと思われていることも多いようです。

じつは中国なのですね。

SHEINとはどんな企業?

SHEINは、2008年に中国で設立された、南京希音電子商務有限公司という企業が運営するファストファッションブランドです。

もとはWebマーケティングの企業だったらしいですが(2008年設立)、2012年からECサイトでの販売を始め、日本には2019年に上陸しました。日本語版ができたのは2021年春からだそうです。

「らしい」とか「だそうです」が多くて申し訳ないのですが、SHEIN(シーイン)で検索して出てくる記事の信憑性というか、特に数字の真偽を疑い始めたら、詳しいことが書けなくなりました。

というのもある記事には、SHEINは「220か国で展開」と書かれているのですね。

それを読んで最初「すごいなー」と思いましたが「世界にそんなにたくさん国があったっけ?」と調べてみたら196か国ではありませんか(笑)

笑っていいのかどうか、ステマ(ステルスマーケティング)ですかね。

いずれにしても、日本では10代の若者、アメリカでもZ世代といわれるティーンエイジャーが主要顧客となっているようです。

ぜひ一度、SHEINのサイトをご覧になってみてください。

驚くほどの商品数と激安価格!「これでもか」というくらい多い商品画像、圧巻です!

いったい商品はどんなのか興味があって、試しにニットのバッグを購入してみました。

私が購入したクロシェ編みバッグ

この商品に限らず、どの商品もレビュー数がはんぱなく多く、100件超えはざらで、3000以上のレビューが集まる商品もあります。

しかも海外からのレビューも日本語に翻訳されていて、全部日本人が投稿したのかと思うくらいです。

投稿者が着用したスナップ写真も多くあげられていて、それもまた購入者にはとても参考になります。

もちろん中国製

製品はもちろん中国製。日本語の「黒」は中国では「黑」なのですね。

ワンハンドにして持つバッグ

この種の手提げバッグ、持ち手をもう片方に掛けて使用するのが一般的ですが、そうするとバッグ本体がダラーッとなって格好がつきにくいことがあります。

持ち手も太くて手首にかけても持て余す感じがします。

そんな時は下の写真のように、もう一度、掛けた持ち手をもう片方に「くぐらせて」みてください。

そうするとギュッとバッグの口が閉まり、持ち手も根元が締まって持ちやすくなります。

この方法は、同じような作りのバッグに使えますので、ぜひお試しくださいね。

ところでこの商品、色や柄違いで10パターン以上あります。商品によっては商品名が「バッグ」だったり「カバン」だったり翻訳に違いがあります。この種のバッグを日本では「カバン」とは言わないのでちょっと笑えました。

ちなみにこの商品、1,099円でした。

素材はポリエステル100%。大きさは縦が持ち手を含めて50㎝、横が24㎝、マチが6㎝でした。SHEIN(シーイン)のサイズ表記とはかなり差がありました。特に厚みですが、SHEINでは1㎝となっていますが、実際には6㎝のマチがあるので、バッグを広げたら厚みは12㎝になります。ここら辺の表記が不明瞭なので商品画像での確認は必須です。

初回購入は送料無料や300円オフの特典もありました。支払い方法はクレジットカード、デビットカード、PayPal、Apple Pay、コンビニ払いに対応しています。

配送や商品に問題はなく、安いものの中から宝探しのような楽しさが味わえるサイトだと思いました。ティーンエイジャーに人気があるのもなるほどといった感じです。

おわりに

今回一番印象深かったのは、やはり商品画像の充実、レビューの扱い方(翻訳も含めて)の巧みさでしょうか。

今回ご紹介したバッグ以外にも何点か商品を取り寄せてみましたが、粗悪なといった印象は受けませんでした。「値段相応」といったところでしょうか。

日本にも韓国にもこの価格帯の商品はありますが、SHEIN(シーイン)ほどの桁外れな商品数はありません。

SHEINが「一日」に投入する商品数は、ZARAが「年間」に投入する商品数と同等、との記事※2を見ましたが、だとすると膨大な量です。環境面(CO2 排出、ゴミ、水質汚染)からしたらまた頭が痛い問題です。

退会の方法

ともあれ、一度購入して大体の様子はつかめたので、退会してみることにしました。

退会の仕方はSHEINのサイトからは分かりにくかったですが、ネットでググれば手順がすぐに見つかり、その通りに「アカウントの登録解除と削除」を所定のフォームから行ってみました。

するとすぐに「24時間以内に返答します」との自動配信があり、24時間待たないうちに手続きが完了しました。すべて日本語での対応(メール)でした。

購入から退会まで、すべてサクサクと進行します。

いろいろな意味で中国、恐るべしです。

※1、※2【ENJOY JAPAN】中国アパレル通販「SHEIN(シーイン)」とは?企業戦略を徹底解説より