ビフォー・アフター写真に思うこと

ファッション

大人のおしゃれ塾、田中です。

変身の前と後、ビフォー・アフターの写真ですが、みなさんはアフターが「これは良くなってるのだろうか」と疑問に感じること、ありませんか?

私はあります笑。

ビフォーがスッピンだったり「とりあえず着てきました」の服であれば、アフターが良くなるのは当然といえば当然ですよね。

「困るなぁ」と思うのはビフォーの方が、お客様らしくて良かったのではと思う時です。

お客様の個性(らしさ)が失われていたり、スタイリングに気合が入りすぎて、どこに着ていくのだろうと思わず心配になることも。

新聞の家庭欄などで見かける、読者の変身記事ですが、確かに素晴らしい変身ぶりです。

衣装提供があったり、ヘアメイクさんがついたり、プロのカメラマンが撮影したり、万全の態勢で撮った1枚はまさに「ポートレート」です。

「変身」ぶりが鮮やかなほど、記事としての効果も高いでしょう。

こういった効果、成果を上げようとすると、ビフォーアフターの落差があった方が上手くいきます。

わかりやすく作ろうと思うと、アフターの完成度が高いことは絶対条件ですが、ビフォーを真逆なイメージやシルエットにすると、さらに分かりやすさが際立ちます。

そうしないと、見る人には何がどう変わったのか、さっぱり分からないことになります。

ただしビフォーが手抜き過ぎたり「絶対この人はこんなの着ないだろう」と作為が見えてもいけません。

こんな操作をサロンでされたら、依頼者さんは嫌ですよね。

ですので、ビフォー・アフター写真が今ひとつ「良くなったことが分かりにくい」のも仕方ないことかもしれません。

ビフォー・アフター写真は難しいです。