大人のおしゃれ塾、田中です。
洋裁の個人レッスン、着々と進んでいます。
受講生のTさんは、たくさんの宿題にも懸命取り組まれ、技術力が日に日に上がっておられます。
ご自身も「今までなら考えもしなかったことができるようになった」と、お子様のダンス衣装を作られた話など嬉しそうにお話しくださいました。
裏付きのコートも今日で完成です。といってもボタンホールや裏地の始末など宿題はたくさんお出ししました。来週は着装観察ですので、最後の追い込み、神経を使う細かい作業ばかりですが頑張ってくださいね!
Tさんは、コートが完成したら「リメイクが習いたい」とのことでしたので、今日は着なくなった服をご持参いただきました。
スカートやら七分袖の羽織りものやら、以前は柄や素材が気に入っていたのに、丈やサイズ感が今の気分ではないとのことです。
こういったアイテムを、何か新しいものに作り替えるのがリメイクですが、私にはリメイクについて自分なりに大切にしていることがあります。
1.手間ひまかけて作る意味(価値)がある
2.着古した感じをなくす
3.新鮮味のあるデザイン
1.はせっかく作っても着ないのでは意味がありません。必要な一着に仕上げます。
2.は色褪せしたり劣化した部分は避けて作り直します。
3.は既製品にはないデザインポイントを盛り込みます。
単にワッペンを貼るとか、リボンを付けるとかのレベルであれば、針と糸があれば誰でもできますが、やはり洋裁の知識があった方がグレードの高いアイテムに仕上がることは確かです。
洋裁の知識があればリメイクのアイデアは次から次へと浮かびます。
楽譜が読めない人は先生からメロディーを聞いて覚えるしかありませんが、楽譜が読めれば自分でメロディーを知ることができます。
リメイクが上達したいのであればやはり洋裁を勉強してみるのが一番はやいかもしれません。
ブラウスとスカート、パンツ、ワンピースなど、1着1着をていねいに仕上げていくことで、全体のバランスを含めてトータルに服を理解することができるようになります。
初心者向けの洋裁の本もたくさん出ていますから、まずは簡単な服から始めてみるのはいかがでしょうか。