ユーモアに富んだ「見立て」の世界が楽しいミニチュアアート!

美術館

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

先日は、広島そごうで開催中の『ミニチュアライフ展2』に行ってきました。

この展覧会では、鹿児島在住のミニチュア写真家・田中達也さんが、2011年以来、インターネット上で発表してきた作品の中から180点を厳選、展示されています。

日常にある物を「別の物に見立てた」ミニチュアのアートが存分に楽しめる企画となっています。作品の撮影もフリーです♪

この日はバスに乗る訓練(リハビリ)も兼ねて友人のKさんに同行してもらいました。

Kさんとは家が近いので、おかげ様で手術以来はじめてバスに乗ることができました。Kさんありがとう!

Kさんと作品「ハブ・ア・ライス・トリップ!」

「ハブ・ア・ライス・トリップ!」

チケットやフライヤーにも使われているこの作品、「ライスじゃなくてナイスじゃろ(広島弁)」と思わず突っ込みたくなりますよね(笑)

こういった作品のタイトルで「クスッ」と笑えるところも田中さんの作品の楽しいところです。

それにしても「雲」がお米(ご飯粒)だとは!!

こういう「見立て」が田中達也さんの本領というか持ち味ですよね~。

「こんなのもありか」と後から真似することはできるかもしれませんが、最初にこれを始めたというところが田中さんの凄いところではないでしょうか。

さらにミニチュアの世界を写真におさめる技術、美的センスも素晴らしいと感じました。

写真あっての作品となっています。

撮影スタジオの様子

撮影スタジオは、収納庫にもなっていて、様々なグッズやフィギュアが分類・収納されています。

ミニチュア・フィギュアの蒐集もすごいですね。

拡大してもこのフィギュアは目も鼻も口もあるのです!!

今回、何が驚いたかといって、使われているフィギュアの精巧さです。このフィギュアあってこその世界ではありませんか。

田中さんもこのフィギュアに魅せられたことが発端としてあるのではないでしょうか。

会場限定のグッズ売り場にはミニチュア・フィギュアも置いてありました。

ドイツのPreiser(プライザー)の製品です。

Preiser(プライザー)社は豊富なスケール(19種類)と精密さで世界中から愛されているそうで、今回使用されているフィギュアは、87分の1のスケールではないかと思われます。

身長174㎝の人なら2㎝、ちっちゃいですよ~。

Preiserのフィギュア

精巧なだけにお値段も高いですね~。

手前の海水浴場のフィギュアが6体で¥3,850、吹奏楽団員が60数体で¥48,400となっています。楽器や制服も緻密に再現されていますから高額になるのも無理はないでしょう。

小さい世界ばかり見ていましたが、会場にはミニチュアを拡大したオブジェもありました。

私の背景のピンクのボタン(桜の花の見立て)がそうです。実物は普通に小さいボタンです。

あと自分がフィギュアになっての撮影コーナーもありました。

Kさん曰く「イチゴの中心の白いところがもっと白い方が良かった」

言われてみればそうかもしれません。イチゴにリアリティがないですよね。

じつはKさんはトールペインティングの先生、さすがだなと思いました。