いやー、日々、60代以降の女性と接していると服の顔映りについて思うところが増えました。
同じ女性でも着ている服によって美人に見える日と“どんより”見える日があるなと。自分のことを棚に上げて“どんより”見えるなどと失礼なことを言って申し訳ないのですが、それは事実です。
残念ながら中高年ともなると肌のくすみ、たるみが顕著になって、顔色に透明感が失われます。ふた昔前なら結構ファンデーションの厚塗りが多く見られましたが、最近では様々なメディアからの情報やクッションファンデの登場やらでベースメークの技術が格段に向上してきました。
それでもやはり年齢肌は強敵です。透明感の演出はなかなか難しい。
何もしなくても透明感がある10~20代のお肌とは根本的に違います。私は長年、20歳前後の学生を教えてきましたが、どんな色でもデザインでも着ようと思えばそれなりに着れてしまう若さには圧倒されます。もちろん年配の女性でも、着ようと思えば何でも着れないことなありませんが、お召しになる服の色によって顔色の見え方が違ってくるのは否めません。
白髪染めをされている中高年の女性の髪色は大きく分けて2つあります。
一つは黒髪もしくはグレイヘア、もう一つは茶系に染めた髪。
まずは一つ目から。
黒髪やグレイヘアの方は、ブルべ(ブルーベース)の方が色白感が増し、ぱっと見、美人度が増すように見受けられるのです。それがくすんだカーキやラクダ色をお召しになると一気に黄グスミ感が増します。若い頃はイエベ(イエローベース)が得意だったとしてもです。
私も若い頃はイエベでしたが、グレイヘアにしてからはブルべのアイテムをアクセントとしてが使うことが増えました。
こちらのストールはGUで購入したスタイルヒートストールですが、深みのある「RED」が顔色に白さと透明感を与えてくれます(自分比)。

この赤は“梅干し”のような青みの赤ですね。

キムチの赤とは違います。キムチの赤は黄み寄りの赤で、血色を増して元気そうに見せてくれますが、下手をすると黄グスミが増して見えます。
だったら私は服は全部ブルベにしているかというと、答えはNOです。90%はイエベですが、残り10%が顔まわりの色をブルベにするパターンで、その場合、使う色は低明度で高彩度(はっきりとした暗い色)のことが多いです。黒髪であれば明るい色もOKですが、グレイヘアの場合は髪色が明るいので、黒縁メガネをかけるとか(私の場合は黒のヘアバンドをしますが)頭部がボンヤリしない工夫が必要になります。目鼻立ちがハッキリしておられる方はそんな小細工は不要です。鮮やかな口紅を付けるという手もあります。
ちなみにこのストールの「RED」はオンラインでも完売したようです。195×70cmの大判で、肩からショールのように羽織って使うこともできます。リサイクルポリエステルとレーヨンの混紡で 肌触りもよく、これが1990円ですから嬉しいですね。黒もグレイヘアの方には特にお勧めです。
黒はH&Mの起毛マフラーを今年は買いました。H&Mの中でもストリート性が高いDIVIDEDのものでポリエステル 100%のバルキーな素材感。幅は27㎝ですが長さは220㎝もあり、かなりな巻き応えです。ですが軽くて暖かい!定価は1999円でしたがセールで(確か1299円)買いました。今は白(クリーム)しか残っていないようです。

次に、髪色を茶系にしていらっしゃる方、お待たせしました。
このタイプの方はメイクは最低限、きちんとしていただきたいです。
顔色が黄ぐすんできている所に、髪も茶系だとスッピンでは辛いものがあります。特に明るい茶髪の場合は肌色と同化しますので要注意。メイクで顔色を補正しツヤを補いましょう。顔色を補正するといってもくれぐれも厚塗りはいけません。それではシミは隠れないとおっしゃる方、全部は隠さなくていいです。主なものだけ数個、コンシーラーでカバーしましょう。
顔周りには明るいきれいな色を持ってくるようにしましょう。カナリアのようなイエローや鶯もちのような黄緑、ピンク系の珊瑚色、どれも濃すぎない色がお勧めです。明るい色はお顔に明るさをもたらします。
ダークなカラーやくすんだ色を着る場合はシルバーやゴールドのアクセサリーで輝きを足しましょう。メガネでもOKです。
私の母は92歳で亡くなりましたが、亡くなる半年前まで髪は明るいブラウンに染めていました。着る服もベージュとかモスグリーンとかシックなものばかりでしたが、アクセサリーは欠かしませんでした。メガネもフレームはゴールド。ヘアスタイルは若い時から昭和なパーマスタイルでしたが、化粧は毎朝欠かしませんでした。私も姉も大学に入った時から女性は“身だしなみ”として化粧はするように言われていました。そんな母ですから髪は茶色でも黄グスミを感じたことはなかったように思います。それって身贔屓がすぎますかね笑。
ともあれ、年齢とともに鏡を見るたびにガックリくることが増えますが、それでも努めて髪にはオイルを使うなどして“ツヤ感”を大事にしていこうではありませんか。オイルはお顔にも使うと保湿力とツヤ感が違います。私はサメ由来のスクワランを愛用していますが、もうオイル歴は10数年になります。(スクワランにはオリーブ由来とかサトウキビ由来とかがあります)
今日はGUのストールの話から白髪染め世代の女性に向けた色の使いについてお話させていただきました。もっと詳しくカラーチャートも交えてご説明できたら良いのですが、高齢になると我が道を行く人が増えるので、そんな話など「どこを吹く風」だったりして笑。
ですがまた機会がありましたらまとめてみたいと思います。
