いやー、やはり暑かったですねー。
真昼のJRで行ったせいもありますが、車中は極楽でも外は蒸し風呂状態。
それでも『第76回毎日書道展』に行こうと思ったのは、書道の先生が出品されていますし、広島駅から路面電車に乗ってみたかったからです。3年越しの工事もようやく終わり、8月3日には“広島駅路面電車のりば”が開通しました。
電車のりばはA~Dの4路線あって、乗客はそれぞれ縦に並んで電車を待つのですが、ホームの幅が狭いためかなり窮屈です。私はD(1番線)でしたが、すぐ左隣にはC(6番線)のお客様がほとんど接したかたちで並んでいました。
JRの改札を出たらすぐ電車のりばがあるのは便利ですが、混雑時の長蛇の列を思うとちょっと心配になります。間違った列に並んでしまったら引き返せないかもしれません。
そんな心配をしながらも無事に乗車し、いよいよ出発です!
駅ビル2階の高架から電車はゆっくり滑り出していきます。この高架は下を通る大州通りの高さを確保するため「まくら木」を使わず、樹脂でレールが固定されているそうです。そのせいか高架通過中はかなり揺れました。
高架下はまだ矢印のように工事中のところが多く(旧線路の撤去など)、バス乗り場の整備もこれからですし、広島駅周辺が落ち着くにはまだ時間がかかりそうです。
書道展の会場は上幟町の広島県立美術館なので八丁堀で下車しました。あとは歩きです。日傘はさしていますが炎天下の450mは結構キツかったです。
ともあれ這う這うの体で到着。
いやー、中は涼しい!!
展示室は地階です。
毎日書道展は日本三大書展のひとつですが(他の二つは日展、読売書道展)、昨年は2万7千点を超える出品があったそうです。会場も東京展が2か所(国立新美術館、東京都美術館)、東京以外でも、北海道、東北仙台、東北山形、北陸、東海、関西、中国、四国、九州と9会場で開催され、その規模の大きさに驚きます。
毎日書道展恐るべし。日本の書道人口ってそんなに多いのですね。
私が行った時は文部科学大臣賞を受賞された山中翠谷先生のパフォーマンスが行われていました。
先生の背後にあるのが受賞された作品です。
それにしても「書」の優劣って判断が難しいのではないでしょうか。
何をして3万点近くの作品のなかから入賞作品を選ぶのか?
ここに出品できる人たちは世間ではいわゆる先生と呼ばれる人たちです。私が応募しても落選することは必至です。相応のキャリア(実績、功績)や人脈が必要なのではないかと思いました。
広島会場だけでも800点!全部をじっくり観賞するのはまず無理です。受付で私の先生の展示区画を確認してから気力が衰えないうちに観賞します。
今回は先生は漢字部Ⅰ類に出品されていました。
にじみを効かせた芳醇な潤筆とスピード感にあふれた渇筆の使い分けが見事だと思いました。私も今は行草書に苦戦している最中なので、こんなふうに条幅が書ける日が来るのだろうかと、一瞬遠い目になりましたが、あと2年以内には挑戦できるようになりたいです。そして思うように(笑)筆が運ぶようになりたいです。
しかし「書」というのは文字自体に意味があるうえに、文言になるとメッセージ性もあります。それをどう紙の上で表現していくか。そこに芸術としての妙味がないと単なる書きものに終わります。繊細だったり、力強かったり、斬新だったり、静謐だったり、何かしらの創造的な意志(表現)がないと見る人に訴えるものはないでしょう。ただその訴えが誰にでも響くかというとそれは難しいように思うのです。「書」の優劣の判断は難しいと冒頭に書きましたが、その思いは今回の作品展で一層強くなりました。だからこそ自分が好きになれる作品が早く書けるようになりたいです。
そんなこんなを考えながら美術館をあとにしました。
次は美術館前のバス停からめいぷるーぷのレモンルートに乗ります。
紙屋町で降りてサンモールのGUへ。試着してみたい商品がありました。
それはソフトシアークルーネックT(長袖)¥990。
この商品は全部で6色あるのですが、店頭ではいちはやく赤と青は完売。赤が欲しかったので他の色を試着してみて良かったらオンラインで注文しようかと。
グレーのMとLサイズを試着してみましたが、買うなら身体のラインを拾いにくいLかなと。ひょっとしたらもっとサイズアップしてXLの方が落ち感がきれいかも知れないと現在迷い中です。XLも試着してみれば良かったなぁ、、、。非常に薄手なので身体にまとわりつく感じは好みの分かれるところでしょう。いわゆる骨格ストレートの人にはソフト過ぎるかもしれません。透け感はホワイトやピンクは強く感じられますが、グレーや赤や青はさほどではありません。990円と安いのでつい買ってしまいそうになる魔力がこの商品にはあるようです。クワバラクワバラ(笑)
(グレー、赤とも画像はGUの商品サイトから)
ド派手なグリーンのシャツを買ったばかりの私ですから、ここは安易に服を増やすのはやめた方が良いでしょう。

今日は書道展にも行けたし、広島駅から路面電車にも乗れたし、気になる服も試着できたし、猛暑に耐えて出掛けた甲斐がありました。