懐かしい昭和の光景「明田弘司写真展—昭和を歩く—」に感動

美術館

大人のおしゃれ塾、田中です。

西区商工センターの「泉美術館」で開催されている明田弘司写真展—昭和を歩く—に行ってきました。

明田弘司(あけだこうし)という写真家のことは知らなかったのですが、夏に泉美術館を訪れた時から(クリック)絶対に来ようと思っていました。

その時、手にしたフライヤーがこちらです。

昭和32年、尾道の路地で撮られた写真です。あまりの昭和に泣けました。

そんなわけで、今回もJR利用で新井口駅から徒歩で行ってまいりました。

駅前から続くぺデストリアンデッキを「エディオン側」に降りていきます。

そこからは、夾竹桃(きょうちくとう)の並木が続きます。

原爆後、広島には75年間草木も生えないといわれましたが、被爆焼土にいち早く咲いたのが夾竹桃でした。

夾竹桃は原爆からの復興のシンボルとなり広島市の花に指定されています。

私が子どもの頃はもっといろいろな場所で目にしたように思うのですが、葉に毒性があるためか、敬遠されるようになったようです。

夾竹桃並木を抜けて、美術館に到着しました。
ペゴニアの植え込みがきれいですね。

昭和29年12月、呉市安浦町での写真がポスターになっていました。

「当時はお兄ちゃんやお姉ちゃんが下の子の子守りをすることは、自然なことだった」とキャプションにあります。

場内はすべて撮影禁止だったので、これ以上ご紹介できませんが、年配者はもちろん、昭和を知らない世代の方にも「共感」が得られる珠玉の作品揃です。

12月13日(日)までですので、まだご覧になっておられない方はぜひ!

明田弘司氏は、1922年に呉市に生まれ、戦後は広島で写真館を営まれていました。

今回、没後5年ということでの企画展ですが、改めて写真の力と、明田さんの眼差しの優しさに感動を覚えます。

入館料は300円という、いつもながら株式会社イズミの創業者山西さんの「おもてなしの精神」に頭が下がります。

さて、ここで一息、ティータイムです!

この美術館の良いところは、お茶した後も展示が見れることです。

展示室の中(一角)にティーサロンがあるので、それが可能になっています。

今日は、フルーツロールケーキをいただきました。

コーヒーとセットで500円(税込)なのですよ。コーヒーは少し苦みがあるタイプで、ケーキとよく合います。

今は6種類あるようです。
次はどれにしようかな(笑)

中庭の緑を見ながらお茶をいただきます。

日本庭園と館内は、建築家、田中清氏の設計によるものだそうです。

和とモダンが融合した作りが本当に心地よく癒されます。