一日花「芙蓉」に思う美のはかなさと生命力

雑感

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

一昨年、庭に植えた芙蓉(ふよう)が今年も目を楽しませてくれています。

写真は午前5時に撮ったもので、あたりはまだ暗いです。

次の写真は開きかけた花弁の様子です。

直径は15㎝近くあります。清楚でありながら艶(あで)やかな印象もあり、花言葉が「しとやかな美人」「妖艶」というのも頷けますね。

午前中は真っ白です。

ところがこの花が、昼過ぎごろから徐々にピンクみを帯びてきます。花びらも完全に開いたようです。

夕方には濃いピンクに変化していきます。「酔芙蓉」とはよく言ったものですね。

そして夜を迎え明け方にかけて濃さを増した花はしぼんでいきます。

写真、右側が昨日まで咲いていた花です。そして左側は昨日まだ小さかった「つぼみ」が咲きかけています。

この繰り返しが日々行われます。

「一日花」、花の命は短く、朝に咲いた花は夕方か翌日にはしぼんでしまう。。。けれど次から次へと新しい花が咲くので、悲しい気持ちに浸る間がありません(笑)

今朝はこれだけしぼんだ花を取り除きました。私が摘まなくてももっとしぼんで自然に落ちるのですけどね。

そして、また新しい一日が始まります。

芙蓉には「幸せの再来」という花言葉もあるそうです。次から次に何度も新しい花を咲かせてくれる様子は、まさに幸せを運んでくれているようですね。

花の美しさは人間のために備わったものではなく、植物としての種の保存目的なのだと思いますが、それでもその美しさには息を飲むものがあります。

昆虫は見える色が限定されているそうですが、芙蓉は白、薄ピンク、濃いピンクと自身を変化させることで、より多くの種類の虫たちを呼び寄せることができるのかもしれません。

うちの芙蓉にも蝶やミツバチがよく来ていました。

おかげで毛虫の数も半端なかったです。葉っぱの虫食いもすごかったです。