無理なポジティブ思考は逆効果。不安な時には気晴らしが有効。

雑感

こんにちは。大人のおしゃれ塾、田中です。

先週末は朝、何度か雪が積もりました。ちょうどパンジーを植えたところだったので、雪に埋もれて凍死してないかと心配したのですが、大丈夫でした。強いものですね~。

こんなふうに、少々のことには負けずに、いつもスクッと「存在している」ことに、驚きとともに羨ましさを感じました。

痛みと不安からの脱出

私は昨年の3月末に心臓の手術をしましたが、今こんなふうにブログが書けるようになったのはつい最近です。

特に手術後3か月は、テレビや活字、パソコンやスマホを見ることさえできませんでした。

ようやく歩行の練習を始めても身体のあちこちに不具合が出て、痛みと不安にさいなまれました。

胸が苦しくなると「また手術になるのではないか」「薬が合わないのではないか」と悪い方にばかり考えが行ってしまいます。

パニックに陥ることもしばしばでした。目眩(めまい)やふらつきも改善せず、本当に八方ふさがりな状態でした。

ところが、こんな迷路にはまったような毎日なのに、時として痛みが感じられない日があるのです。その時は今までの苦しみが思い出せないくらい「治った」気がするのです。

元気になった途端、苦しんでいた自分のことさへ他人事に感じられるのですから恐ろしいですね。

けれど、そんな状態は一日も続かずまた元通りです。

ポジティブ思考と気晴らし

それでも夏ぐらいから活字が少しづつ読めるようになり、パソコンにも1時間くらいなら向き合えるようになりました。雑誌やファッションブロガーの動画を見るようになったのもこの頃です。

ところがどうも見た後、元気が出なくなるのですね~。

そのポジティブな世界が、あまりにも私の現実とかけ離れているのと、いかにも正しいこと素晴らしいことのような認識がプレッシャ―になりました。

むしろ療養中の支えになってくれたのは、メルカリで買った普段着や、ダイソーで買ったニット帽でした。

特にダイソーのニット帽は、退院後、はじめて自分で衣料品を買いに行けた記念の品です。

寒い季節にはニット帽が楽しい!ダイソーで3点購入
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「気晴らしになる」というのですかね。

そんな時にちょうど目にしたのが、ライフハッカーlifehacker(日本版)の「無理なポジティブ思考」は逆効果。不安な感情を解消する方法とは?の記事でした。

不安や心配な時は、ポジティブ思考で自分を鼓舞するのが一般的です。それも悪くはありませんが、研究によると、ありきたりのポジティブ思考よりも、気晴らしをするほうが不安が軽減されることがわかりました。(著者 Sarah Showfety – Lifehcaker US、 翻訳:的野裕子)

というのですね。

その研究では、被験者の学生に、クラス全員の前でバスケットボールのジャンプシュートをやってもらうテストを行いました。

けれども気晴らしは一時的な解決策であって「長期的な解決策や、ネガティブな感情から完全に逃れるための逃げ道」にはなりません、との注意書きがありました。(Verywell Mindより)

ポジティブな精神論は真面目な人には重荷になることがある

世の中の人間を、真面目で几帳面か、楽観的でアバウトかで分けるとしたら、私は真面目で几帳面な方です。

特に私は子供のころから大人の話を聞くのが好きで、校長先生の話も大好物でした(笑)。話の内容というか、伝えたいことが何なのか聞き取ることが好きでした。

その頃の私に批判精神があったかどうかはともかく、真面目で几帳面なタイプの人間には「こうしてください」「こうするといいですよ」という願いや助言は、かなり心に溜まってしまうところがあります。

例えば短大の卒業制作ファッションショーのリハーサルが前日にあったとしましょう。

会場は時間で借りていますから1分も無駄にできない状況です。ところが事前にあれほど注意したにもかかわらず、集合時間になっても来ていない学生がいます。

そこでもう一度、時間を守ることの大切さを来ている学生に説くわけですが、本当に聞いてほしい相手はそこにいません。

真面目で几帳面な学生はさらに時間にシビアになります。

遅れてきた学生には後から対応しますが、リハーサルで自分があけた穴の大きさが本当に理解できているのかどうか、ひょっとしたら「結局何とかなるじゃん」くらいの意識かもしれません(笑)

楽観的でアバウトなタイプには、ポジティブな精神論はさらに楽観度を増すような、少なくともメンタルに悪影響を及ぼすことは少ないのではないでしょうか。

一方、真面目で几帳面なタイプは、言われなくても日々精一杯、努力していることが多いので、自分をさらに追い込むよりは、適宜「気晴らし」した方がハッピーなように思います。

ただし、お酒とかギャンブル、ゲーム、買い物依存とかには十分気を付けなくてはいけませんね。